学生時代に書いた小説を思い出してしまった


学生時代、クラスの数人で掌編小説(メチャクチャ短い小説)を書いて見せ合う事がブームになった時期がありました。俺もそのブームに乗って掌編小説を書いていたのですが、やはり「小説を書いていた過去」というのは基本的に思い出したくない過去になる訳です。



もちろん俺も例外ではありません。だってメ~~~~ッチャ思い出したくないもんね。
メ~~~~ッチャ思い出したくないから当時書いてた掌編小説のタイトルとか完全に忘れてるもんね。

ただ、俺の記憶から消えてもコンピュータの記憶が消える事は滅多にありません。つまりどういう事か。
パソコンのブックマークを整理していたら出てきてしまったんですよ・・・
学生時代に書いた掌編小説のURLがね・・・


という事で、これから俺が学生時代に書いた掌編小説の葬式を執り行います。
俺の約1000文字の掌編小説よ、無限に続くネットの空を高く高く昇って行け。



教室にテロリストがやって来た!

俺は吉村正太郎(14歳・143cm・84kg・卓球部)。今は英語の授業を受けている最中だ。
突然だが、日本人は平和ボケし過ぎだと思う。全く危機感を感じられない。例えば、この教室にテロリストが襲撃して来たらどうだ?結果はこうだ。 まず、教室のドアを開けてテロリストがこう叫ぶ。
「全員手を頭の後ろで組めえええええ!!!」

俺以外は全員平和ボケしてるから反射的に喚き散らし、教室の飽和悲鳴量は限界に達するだろう。すると悲鳴に刺激されたテロリストが銃を乱射する事はもう目に見えている。こうなれば普段からうるさいサッカー部員は全員死ぬだろう。ついでにサッカー部顧問兼英語科教師のロバートも死ぬだろう。逆に普段から目立たない卓球部の友達は全員生き残るだろう。

この時点でパンピーは頭が空っぽになって役立たずになる。だが俺は冷静に机を盾にしてテロリストに近づいてこう言うんだ。
「その銃、セーフティロックは外したか?」
そうするとテロリストは自分の銃を確認し始める。そんな絶好のチャンスを俺は見逃さない。テロリストの顎にアッパーを叩きこんで脳をシェイクさせて倒すんだ。その結果、俺は女子にモテる。ついでにクラスのマドンナが彼女になる。完璧だ。完璧すぎる。

ちょうど1週間後、本当にテロリストが来た。

教室のドアを蹴破り、テロリストが叫ぶ。
「全員手を頭の後ろで組めえええええ!!!」

一瞬で教室が静まり返った。しかしその直後、1人の悲鳴が教室に響く。

「うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
俺だ。この悲鳴に刺激されたテロリストが銃を乱射した結果、サッカー部員は全員無事だったが卓球部の友達は全員死んだ。

パンピーの頭ではなく俺の膀胱が空っぽになった訳だが、きっと何か出来る事はあるはずだ。そうだ、机を盾にしてテロリストを追い詰めるんだった。俺はその場にあった机を勢いよく持ち上げた。テロリストがそれに気付いたようだが俺には盾がある。問題外だ。このまま突進して教室の隅に追い詰める作戦で行こう。と思っていたがその直後、テロリストの銃弾1発で机がぶっ壊れて俺は脱糞しながら泣いた。

こうなったら最後の手段だ。俺はテロリストにこう問いかける。
「そっ… そそそその銃… セセセセセーフティロックは… はっ外し… ました… か…?」
するとテロリストはこう叫んだ。
「既に何発も撃ってんだろうがあああああああ!!!!!!!」
論破されてしまった。もう終わりだ。

絶望して全てを諦めていると、突然視界にあり得ない光景が飛び込んできた。テロリストがのけぞって宙を舞っているのだ。俺は何が起きたのかをすぐに理解した。そう、ロバートのアッパーだ。ロバートのアッパーがテロリストの顎を見事捉えたのだ。テロリストは脳をシェイクされて意識を失った。凄いぞロバート。ありがとうロバート。ロバート!

結局、事件はロバートのアッパーで幕を閉じた。俺は卓球部を辞めてサッカー部に入った。あとクラスの女子全員から嫌われた。







なんと言うか、その・・・

正直に言うとですね・・・



学生時代の俺、
やるじゃ~~~ん!!!