「うん」と言っても「すん」と言っても



中学生の頃、英語の先生が授業中にこんな事を言っていました。
「私が「うんとかすんとか言いなさい」って言うと「すん」って言う生徒がいるんだよね~」

うわ~~~~~!!!
おもんね~~~~~!!!




それから、英語の先生は授業中に「この問題が分かる人いる? はい、〇〇さん。」と指して、答えられなかった生徒に半笑いで「うんとかすんとか言いなさい」と言うようになりました。
ちなみに、その生徒の大半が「すん」と答えていました。

うわ~~~~~!!!
おもんね~~~~~!!!





これって「うん」だとスベるんですよ。でも「すん」だとある程度ウケるんですよ。
このウケが本気で面白いと思っているウケなのか、コイツ本当に言いやがったぜとバカにするウケなのかは分かりませんが、とりあえずある程度ウケるんですよ。それでも俺は絶対に「すん」とは言いません。これが俺なりのプライドです。

そんな事を考えていた俺ですが、その時は突然訪れました。
「アエガワ君。この英単語を日本語に訳してみて。」

うわ~~~~~!!!
わかんね~~~~~!!!





どうしよう、全然分からない。分からないという事はつまり・・・
「うんとかすんとか言いなさい」

うわ~~~~~!!!
つまんね~~~~~!!!


クソッ!どうにかして「すん」と言わずにウケる方法を考えないとヤバい!
どうすれば良い!どうすれば良いんだ!



「・・・すん」




うわ~~~~~!!!
つまんね~~~~~!!!





やってしまいました。
これって人質を2人取られて「今から片方を殺す。どっちを生かすか10秒以内に答えろ。10秒以内に答えなければ両方殺す。」と言われているのと大差無いんですよね。どちらか片方を選んだらもう片方が死んでバッドエンド。もう片方を選んでも同じようにバッドエンド。どちらも選ばなければ最悪のバッドエンドです。

この場合、ハッピーエンドを見るには「人質が殺される前に目にも留まらぬスピードで犯人をボコボコにする」しかありませんが、英語の先生ルートでハッピーエンドを見るには「英単語を日本語に訳して正解する」しかないんですよね。




しかし、「人質が殺される前に目にも留まらぬスピードで犯人をボコボコにする」が不可能なように、「英単語を日本語に訳して正解する」も不可能なのです。
何故なら授業を聞かずに「すんって言ったら終わりだな~」とか考えてたから。

あ、そうか。

目にも留まらぬスピードで英語の先生をボコボコにすれば良かったのか。